真面目で愚直。それでいて先端技術を
真っ先に取り入れる柔軟さのある会社
私は就活の時、不動産やハウスメーカーの仕事をやりたくて1社からは内定をもらっていたんです。ただ、せっかくの機会だから別の業界も見てみようと、衣食住の「住」だけでなく「食」であるニチレイ——当時はまだ、ニチレイロジが分社化する前で、私自身食品メーカーという認識でした——の物流部門の面接を受けました。
結局、不動産とニチレイの2社から内定をもらい二者択一になった時、最終的な決め手になったのは「人」です。
ニチレイでは、2次面接の面接官の方が、身の上話的なことまでいろいろな話題を引き出してくれて、結局1時間半くらい話していた記憶があります。
その面接が決め手になり、仕事の内容や待遇などよりも、働きやすさや、この面接官の方から感じられる企業風土でニチレイを選んだことになりますね。
実際に入社してみて、真面目というか愚直な会社だと思います。それでいて、先端の技術を真っ先に取り入れる柔軟さもある。あと、人情のある会社で、そこが私は気に入っています。

量販店専用センターの立ち上げで
協力して仕事を進める楽しさを実感
私は、入社後に港湾エリアの物流センターに配属され、その後は内陸エリアの物流センターへ移り、現場を8年半経験してから営業部に異動になりました。
営業部で最初に携わったのが、ある量販店用の専用センターの立ち上げです。この案件で、提案から業務設計と稼働開始まで、営業部の担当としてプロジェクトをけん引する役割を任されました。まだ営業としても未熟な時期でしたが、周囲の方の助けで何とか業務開始にこぎつけることができました。
この時の業務設計で初めて、それまで現場で積んできた経験が生きる瞬間を実感した記憶があります。現場では、目先の仕事しか見えていなかったものが、全部つながって俯瞰できるようになった、と言えばいいでしょうか。
さらに、それまでとは違い、部署を横断したメンバーで提案や業務開始に向けた業務設計を進めていく面白さと難しさを経験できました。倉庫、運送、システム、顧客対応など、パーツごとに強みを持つメンバーの連携があって達成できた案件でした。このプロジェクトを通じてさまざまな人と関わり、協力しながら仕事を進めていく楽しさとやりがいを感じることができました。
職種や働く地域、国にとらわれず、
経験を積み重ねて成長し続けたい

私はこれまでも、港湾型倉庫、内陸型倉庫、営業窓口、物流コンサルなど、新しい経験を積み上げてきました。そして目の前の仕事をこなしていく一つひとつの経験が、その時は気づかなくても、後々きちんと生きてくるということも、自分自身の経験から確信しています。
ですから今後も引き続き、現場、営業だけにとらわれずに、国内外にもとらわれずに、この会社で経験できることを積み重ねて成長し続けたいと考えています。