01F Office Floor Gain~仕事にも楽しいがある~

試行錯誤で大手取引先を獲得。
苦労があったからこそ嬉しさも格別

私は、(株)ロジスティクス・ネットワークで、大手冷凍食品メーカー様に対して3PLサービスを新規提案していく営業開発部と、大手外食チェーン様の全国物流を3PLの立場で運営管理しているフードサービス事業部を兼任しています。

営業開発部では、「冷食物流プラットフォーム構想」を通じて、効率性や安定性を高められるというメリットを訴求しています。「冷食物流プラットフォーム」とは、誰もが(様々な冷食メーカー様が)相乗り可能な物流基盤として当社が構築を推し進めている構想で、冷食物流におけるスタンダードへと発展させることを目指しています。各冷食メーカー様が個別・単独で行なっている従来の保管・輸配送業務を、複数社が相乗りした共同基盤の上で運営することにより、より効率的で安定的な物流を実現できるものと考えていますし、加えて、2024年問題への対策やCO2の削減につながるなど、社会的な意義も大きい取組みだとも思っています。

プラットフォーム化において重要なポイントのひとつに、類似する各冷食メーカー様の物流業務をどれだけ多く重ね合わせられるか(共同化できるか)があります。実は、私が営業開発部に来る前から、前任の方々が何代にもわたって提案を繰り返して来たお客様がいらっしゃいましたが、取組みの大きな前進には至りませんでした。しかし、昨年、その壁を突破することができたのです。お客様との接点をできる限り増やして相互理解を深めたこと、また、運命的な巡り合わせと絶好の機会も相まって、ようやく辿り着いた成果でしたので、個人としても非常に嬉しかったことを覚えています。

ニチレイロジグループは、物流全体を俯瞰して、工場や倉庫などの点と点を結んだ面で設計提案をできるのが強みです。ただ、それを受託という成果に結びつけるためには、担当者、マネジャー、部署長、役員といったそれぞれの立場と役割に合わせて顧客接点を持ち、じっくり本音で話し合える密な関係を築くことが大事だと改めて思いました。

試行錯誤で大手取引先を獲得。

会社が個人を固有名詞で把握する。
組織の歯車にならない職場

私は、メーカーとSEの二つの業界をターゲットに就活を行なっていました。幸い幾つかの内定を頂きましたが、最終的に迷ったのは大手印刷会社とニチレイ(当時はまだ、ニチレイロジが分社化する前)でした。その後、この2社で数ヶ月も悩んだ挙句、最終的にはニチレイを選択した訳ですが、その理由はふたつ。ひとつは、会社が醸し出す空気感、もうひとつは、決して組織の歯車にはならないと感じさせてくれた事でした。

まず、ニチレイって、面接や一連の就活中の印象が、なんかほわっとしているんですよ(笑)。その空気感が、不安一杯の自分にはフィットしたんですね。

それから、印刷会社の従業員は何万人、かたや当時のニチレイは5,000人ぐらいだったでしょうか。

何万人規模の会社は当時の私にはとても大きく感じてしまい、歯車の一つとして埋もれてしまうんじゃないかと考えました。それに対してニチレイは、管理職の方々が、「どこの地域には誰それがいる」とか、社員を固有名詞で把握していることにびっくりして、ここなら歯車の一つにはならないんじゃないかと思い、ニチレイを選びました。

会社が個人を固有名詞で把握する。

「0」から「1」をつくる経験。
プレッシャーが未来の喜びにつながる

私が感じる職場としてのニチレイロジグループの魅力は、第1に組織的な安定感・安心感があること。これはぬるま湯的だと誤解されるかもしれませんが、とにかく社員に優しい会社だと言えると思います。第2に「0」から「1」を作り上げるような体験を得られるチャンスがあること。それなりのプレッシャーもあるけれど、このセンターは僕が立ち上げたんだとか、この仕組みは私が作ったんだと言えるものを未来に残していける可能性がある。それがニチレイロジグループの仕事の醍醐味だと思っています。必ずしも未来に残り続ける仕事ばかりという訳ではありませんが、築き上げた物流システムが10年20年と使われるかもしれませんし、立上げに関わった物流センターは20年30年と残るかもしれない。関わっているときはそこまで感じ取れなくても、長期間にわたって運用される続ける案件も多く、後で振り返って自分の財産として残ることにやりがいと喜びを感じています。

「0」から「1」をつくる経験。